仕事内容に関するストレスの解消

介護士は要介護者やその家族、そして同僚や上司と多くの人と接することが必要だ。コミュニケーションといった面でも介助といった面でもミスがないよう求められるため、介護士はストレスを溜めやすい職業と言える。
仕事を続ける上でストレスを上手く解消出来るかどうかは大事なポイントとなるが、仕事内容に関することは対処を間違えると大きな問題に発展しかねないので注意が必要だ。

例えば、仕事への不満や愚痴といったものには気を付けたい。自分の中で溜め込まず、誰かに話を聞いてもらったり、他者と分かち合ったりすることはストレス解消には欠かせない。
しかし、話をする相手は選びたいものだ。休憩時間に職場の同僚と話をする場合、要介護者や上司に聞かれてしまう可能性があるのはもちろん、他の介護士が話を耳にし、上司や別の同僚に話してしまうといったリスクもある。また、話をした同僚自身が話を大きくして伝えてしまう可能性も否定出来ない。職場内で否定的ととられかねない話をするのは避けた方が無難である。
不満や愚痴は仲の良い友人や家族など、職場とは関係のない人に聞いてもらうと良い。要介護者の状態など個人のプライバシーに関わることは避け、他人に又聞きされない環境を選べば、気兼ねなく話をすることが出来るはずだ。

尚、ストレスの解消には大きな声を出したり、体を動かしたりすることも欠かせない。仕事や職場を連想させる環境から離れ、普段とは異なることに没頭することがポイントとなるので、カラオケに行ったり、屋外で汗を流したりするのはもちろん、好きなことを我慢せずに行うことも有効だ。